☆2023.1.17配信 

奥村尚三さん(神奈川県)「回天之力(かいてんのちから)」を期待する人

 

現 全国保育協議会会長にお越しいただいた。

いよいよこども家庭庁が発足する。そうであればこそ、そうである人が出現すべきだ。女性の登用もあるし、若手の登用もあるだろう。「時は必要な人材を待っている」

そこにやってきたのが奥村氏である。身体も大きく、その笑顔は誰もを引き付ける。ニコニコしているだけで安心感がある。

 

そして、その芯で現状を冷静にとらえ、次の一手を待っている。

奥村氏個人としては、川崎でも神奈川県でも、そして関東全体でも「回天事業」させてきた勇士であることは間違いない。だからこそ、全保協の会長として、保育三団体の要として、これからを引っ張っていく超逸材なのである。

子どもの財源と公定価格問題、「静かな有事」としての少子化とそれに伴う地方消滅、これから本格化する保育の質に対する順位付け、公立の活躍する在り方、そして1万か所になろうとする認定こども園への対応など、多岐に渡る課題に対して彼の手腕が期待されているのである。

私はとても期待している。彼が今後、保育界の「回天之力」の一翼を担うと信じているからだ。リスナーの皆様は是非とも、奥村氏のお話を聴きながら今後の保育界の更なる活躍を待ってもらいたいのである。

 

※奥村氏のお話の中に石井哲夫さんのお話があった。私も尊敬する一人である。今ならば石井さんはどんなことを思っているのかとお酒を飲んで故人を偲んだ。あの時の、保育界を真っすぐにしようという強い気持ちをまた思い出した。

 

【回天事業】かいてん(の)-じぎょう

天下を一変させるほどの大きな事業。世の中の情勢を変えてしまうほど大きな事業。▽「回天」は天を回転させる意。天下の形勢を一変すること。

【回天之力】かいてんのちから

天下の情勢を一変させるほどの大きな力。また、困難な状況を一変させるほどの大きな力。注記「回天」は、天を回転させる意から転じて、天下の形勢を一変させること。「回天」は、「廻天」とも書く。出典『北斉書(ほくせいしょ)』帝紀総論