岩手花巻 福祉の人 打田修子

 

花巻は私にとって青春そのものである。

戦後、措置の世界だった保育所制度が、平成10年に運営委託制度に変わった。

介護よりも、どこよりも最初に福祉の改革をしたことを、忘れてしまっては困る。

このことは戦後初の児童福祉法改正に繋がっているのだ。

今回のお話しをしてくださった修子さんら、岩手の当時の若い豊巻、小関、上原、芳賀らが

この改革に情熱をかけてくださった。特に、修子さんは、誰よりも早くその担当として走りまわり、

多くの人の面倒をみていただき、この改正の裏方を引き受けてもらったのである。

 (私は当時の青森・岩手・秋田の皆様から沢山ご支援をいただいた。)

修子さんと言うと、花巻まつりの豪快さを想うが、その裏腹に、実は※「温良恭倹」でもあるのだ。

本人からは怒られそうだが、本当はとても優しいのである。

彼女は今、花巻市の会長として、たくさんの施策を進めている。

また、一方では、こども食堂に命をかけている。

いつか、こども食堂にお金がついてくる時が到来すると私は信じている。

是非とも修子さんにはずっと元気でいていただき、若い時同様、一緒に風穴を開けていきたいと考えている。

頑張りましょう。 

 

※穏やかで優しい人柄を表す。「温良」は、穏やかな人柄という意味を含む。

「恭倹」は、人に対して礼儀正しく控えめな態度のこと。中国の孔子が人に接するときの態度が由来だとされています。