秋田が誇る天才児 今野眞保を紹介する。

 

紛れもなく天才の1人である。

若い時から、その洞察力は計り知れない人だった。

だから、今の保育界の状態はいち早く彼の頭の中にあったはずだ。

お話の中にもあるように、「東京」というところで育ったこと、「秋田」に戻ったこと、

その両面性が、政策と保育などに反映されてきたのだと思う。

いわゆる※海内奇士(かいだいの-きし)という人物だ。

現在の風貌は、優しいおじちゃん風だが、今から15年前にローマやミラノでサングラスをかけた彼は、

東ヶ崎同様、イタリア人からジャパニーズマフィアと呼ばれていた。

そういえば、同じく海外で、ひったくりにあった時も、

あっという間に追いついてやっつけてしまった。まさに海内奇士…。

 

と、いろいろと書いてきたが、私は、彼に頭が上がらないことがある。

毎年夏に講演に呼んでくれるのだ。私は彼のいる秋田県象潟(きさかた)の岩ガキを目当てに行ってしまう。

なんと浅ましきかな、我人生。…と思いながらその美味に舌鼓を打っている。

※海内奇士/かいだいのきし

この世で比べることができないほど優秀な人物。または、行動や言動が普通の人とは違う奇人、風変わりな人のこと。

「海内」は世界や国内、四海の内のこと。

「奇士」は普通ではない言行で優秀な人物や、普通とは違う豪傑のこと。