菊地義行は 保総研の叡智である

 

 保総研の表の頭脳は、長い間、東ヶ崎であり、現在は永田という両御仁が担ってきている。

 しかし、実はその裏頭脳と裏家業を黙々と行ってきたのは、この菊地の御仁なのである。保総研の屋台骨を今もずっと支え続けている彼は、若き頃は物理の先生で、アメリカにもいたから実は英語もペラペラ。その優秀さは折り紙付きである。などというと、まるで寡黙な人のようだが、そんな訳はない。(笑)もともと大阪人である。阪神タイガースなのである。そのたぎる(タイガースカラーの黄色と黒の)熱き血は情熱そのものだ。ついでに言うと、浩正先生同様、我が津軽の勇姿吉幾三さんもこよなく愛してくださっている。

 と、冗談めいた話は別にしても、無認可だった保育園を社福にし、認可をとり、そして建て替え、さらにこども園へと様々に時代を先駆けて対応した人であり、次代を読み解くその知識は深い。※明察秋毫(めいさつしゅうごう)そのものの方なのだ。

 さてさて、目下、私と菊地さんの検討項目は保総研25周年の海外研修である。どこに行っても楽しいが、なんとしてもおもしろい企画にしたいものだ。宜しく頼みますわ(笑)

※明察秋毫(めいさつしゅうごう)/【秋毫(シュウゴウ)を明察(メイサツ)す】と訓読みします。どんな小さなことも見逃さない、洞察力にすぐれていることを表す言葉です。【明】は、日+月だから「あかるい」んだろうと思われがちですが、実は違います。「日」は窓の象形です。窓からこもれ出(いずる)月の光による「明るさ」を表す字です。【察】は、「宀+祭」の会意文字です。祭祀・儀礼を行う建物を表す字です。その中で祭りを行って神意をうかがい見ることを【察】といいます。【明察】は、ものごとをはっきりと見抜くことです。