松永恵美子先生 

 

 彼女はいわゆる「鉄人」なのである。鉄人と言うのは、私にとって最大の賛辞である。

物腰が柔らかくいつも笑顔でいわゆる熊本美人の彼女なのだが、

私の知っている限りもっとも酒が強く、体の中に信念と言う太い芯が一本通っている人である。

 彼女の行いには、その都度驚かされる。

たぶん、認定こども園に九州で一番最初に移行した。

子どものために、地域の為に、その行いが必要と考えると、他の役職に関係なくきちんと筋を通す。

その役を果たすと、若い優秀な息子さんに園長職を譲る。

見事としか言いようが無い。正しく愚公(ぐこう) 山を移すという事だ。

ご子息さんも交え、代々にかけて熊本、そして日本の保育の行く末を一緒に私も考えたいと思う。

その席をなるべく用意していくので、これからもご一緒願えれば幸いだ。

彼女のその真っすぐな思いをリスナーの皆様に聴いていただきたい。

  ※録音状況により、お聞き苦しい点があることをお詫びいたします。

 

 愚公移山(ぐこういざん)→愚公(ぐこう) 山を移す

一見達成が不可能に見えるようなことも、コツコツ積み重ねれば達成できること。昔、愚公という人が山を移そうとした所、周りの人間はそのようなことは無理だと笑ったが、愚公は子や孫の世代までかかっても成し遂げると告げた。天帝は愚公の態度に感心し、山を別の場所に移してやったという話から生まれた語。